不眠 (6/28) |
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眠い。また不眠の周期がやって来て、私はしばらく2時間以上まとめて眠っていない。
眠気はあるのに、目を閉じていても眠りがやって来ることはなく、頭はちゃんと空っぽで、中に嵐があるわけでもないのに、私は眠りに落ちることができない。
耳の奥に砂嵐があるのなら、これは薬が必要な不眠なのだと見当もつくが、私は驚くほど空白で真空で、体はリラックスしているし、睡魔さえやって来るなら数秒で眠りに落ちる自信がある。
眠れない。
軽い薬の助けを借りることもできるのだが、タイミングを誤ると朝まで眠れずに、午前も遅くなってから効いて来て、そして夜また眠れないと言う羽目になる。
酒も同じだ。効けば4時間は眠れるのだが、運が悪いとまぶたに器具でもはめられたように目が冴えて、明るくなるまで眠れないままになる。
私はもう長い間、4時間以上まとまった睡眠を取れたことがない。
以前は、悪夢のせいだった。その後に頭の中に砂嵐が居着いてしまい、その後に脳の異常活性がやって来て、どれも時間の経過でゆるやかに落ち着きはしたのだが、不眠それ自体は完全に解消はされず、せめて6時間寝たいと、誰にも言わずに心の中でだけ思っている。
今夜は少し疲れていて、酒でも飲むかと考えているところだ。
睡眠薬代わりの酒はあまり良いことではないのだが、習慣にさえしなければと自分を甘やかして、せめて夜明けの手前までは眠っていられるだろうかと、冷蔵庫の中の白ワインに今心を馳せている。
眠い。ちゃんと眠気はある。それなのに眠れない。
少しばかり込み入った案件は片付いたのだから、何も不安になる必要はないのに、それなのに私は眠れない。
水を飲むグラスに注いだ白ワインを、ちびりちびり飲んで、飲み終わったらベッドへ行こう。3時間眠れますように、神様、とどこへともなく祈りながら。
お休みなさい。
投稿者 43ntw2 | 返信 (0) | トラックバック (0)